Resonance Lab. レポート

号外

生活者、たくましく。 

いつもと違う春を迎えて

レゾナンス・ラボ

2020年春。記憶に残る、忘れられない春になる。
 3 月末現在、世紀の祭典オリパラの延期が決まり、東京都は週末の外出自粛要請を出した。生活者はすでにこの2ヵ月余りの生活で、ある程度の自粛を実行しているため、驚きよりも「とうとう来たか」と感じる人が多いのかもしれない。当社で原則在宅勤務指示が出たのが2 月27 日。祭典に備え在宅勤務準備の真っ最中であったため、そのテストランがいきなり本番に突入し、一部進めていたフリーアドレスも巧を奏した。
 世界的なこの脅威が早く収まることを強く願っている。レゾラボは今号、現在進行形の息苦しい社会環境の中で生まれつつある『たくましい生活者』が起こす変化への気づきをお知らせする。脅威を乗り越えた後の『生活者の価値感』が社会をさらに強く変えていくはずだ。

■ 変化を強いられた生活と生まれた行動の実現欲求

 突如強いられた生活スタイルの変化。緊急時こそ、周囲と協力しバランスを取りながら強いられた環境に逆らわずどう乗り切るかを考え行動できることが分かった。しかし長引くほどに、この緊張感は継続持続が難しく、反発する欲求が高まるのも事実。ここまでの流れを下記に整理した。

感染拡大予防策の避けるべき3つの蜜,代表的な緊急対策

テクノロジーを活用し、与えられた状況に順応した柔軟な生活スタイルが進む一方で、
今までの生活では当たり前だった行動の実現欲求が急速に高まった。

柔軟に対応した生活の変化,行動の実現欲求の高まり

新しく見えてきた選択肢と、再確認された欲求が合わさり、生活者の価値観や選択基準が大きく変化
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身の回りで起きていた緩やかな変化が急加速するきっかけに

■今後起こりうる価値観の変化におけるポイント

①「すごくリアル」と「すごくネット」が高価値に
 行動が制限されるなかで、シニア層のネット利用やオンライン教育などネットの利用はさらに広がっている。リアルとの境目が薄れていく一方で、「顔を合わせる」ことや「その場にいる」などといった“超リアル” は貴重に感じられる。増え続けるサービスを、場面に応じて選択することを重視していきたい。

②「全員で同じ」は安心や保障にはつながらない、個で考えて行動する生活者へ
 満員電車に乗って決められた時間に一斉出勤していたのは何だったの?当たりまえだったこと、深く考えなくてもみんながそうだから、は行動の理由にならないと気づきだしている。多様な生き方、働き方、住まい方、日本でも急激に進むと感じている。

ただ賑わいがあれば楽しいという価値観にも変化©SEMBA

③ただ賑わいがあれば楽しいという価値観にも変化
 集まることに対する不安が増すが、反して賑わいを楽しみたい欲求も膨らんでいる。収容人数、空気循環が徹底され「安全が担保された“優しい賑わい”」が欲しい。賑わいの再考や抗菌対策は今後の課題となっていくのでは。

④目的に合わせた居場所の多拠点化 サードプレイスからエックスプレイスへ
 リモートワークが今後一般化していくと、これまでオフィスで仕事をし、家でくつろぎ、外にはお気に入りの場所があるといった状態にも変化があるだろう。家の中でも仕事が快適にできる場所、プライベートに心地よい場所、ミーティングにちょうどいいカフェ、アウトプットはコワーキングスペースで。どこで何をするかは人それぞれだが、目的に合わせた居場所を今までよりもたくさん持つことになりそうだ。

⑤ジブンの身体状況把握の徹底から、礼儀となり、たしなみへ
 自身や相手が保菌者かもしれないという不安が増すなか、感染しない心掛けとして「除菌スプレーの徹底」や「免疫力を高める食事や体力づくり」が注目されている。これまでは“見えなかった” 身体内部の状態状況の把握・可視化・数値化することで安心材料を積み、免疫力、体力を高めるための基礎体力UP(スポーツ)がこれまで以上に求められ、浸透していくだろう。より一層ジブンの身体と向き合うことが求められる。

萌えちゃんねる©SEMNA

萌えちゃんねる Vol.014

インターネット本領発揮中

 自粛ばかりの日々だが、本領発揮で盛り上がっているのがネット界隈だ。例えばTwitter ではアマビエ(※疫病退散にご利益がある日本の妖怪。下イラスト)の力を借りようと人々がこぞってアマビエ作品を生み出している。この盛り上がりはネットの海を越えて海外のクリエイターも巻き込んでいる。一見、社会情勢を茶化しているようにも見えるが憂鬱な事象をすこしでも楽しく乗り切るためのヒントとしてはありなのではないか。

アマビエ

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