ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO

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エシカルな都市の
未来を考える3日間。

エシカルデザインウィークは、業界の枠を超えた共創パートナーとともにエシカルな活動を発信し、未来を考える参加型イベントです。今年は、船場と博展の共同開催に加え、都市で活動するさまざまなコミュニティとコラボレーションしました。開催テーマは「TOKYO ETHICAL CITY」。建築・空間創造の業界以外の方々にもお越しいただき、エシカルな視点で都市を見つめ直し、未来のウェルビーイングを考える3日間となりました。

  • 4 NTURE

    Glass Rockは、森ビル株式会社が虎ノ門ヒルズにて企画運営する、クロスセクターの連携と共創により社会課題の解決に取り組む会員制拠点です。「場」と「仕掛け」を通じて「社会課題解決」に向けたイノベーションの創出と持続可能な社会の実現に貢献します。

  • 4 NTURE

    「TOKYO NODE LAB」は、虎ノ門ヒルズの情報発信拠点「TOKYO NODE」の研究開発チームです。様々な分野の企業やクリエイターとの共創によって、テクノロジー、サービス、アート、エンターテインメントなどの既存の領域に捉われない「新しい都市体験」を創出するプロジェクトを多数推進しています。

開催概要

開催日
2025年10月22日(水)~24日(金)
会場
虎ノ門ヒルズ 森タワー(アトリウム・オーバル広場)、Glass Rock 他
主催
株式会社船場・株式会社博展
協賛
森ビル株式会社・Glass Rock
チヨダウーテ株式会社
株式会社ゲットイット・コクヨ株式会社・株式会社みずほ銀行・株式会社三井住友銀行・
株式会社三菱UFJ銀行・緑川化成工業株式会社・株式会社ロフトワーク
ROSE GALLERY・一般社団法人フラワーライフ振興協議会・スマイルフラワープロジェクト
後援
株式会社J-WAVE・公益財団法人東京観光財団・一般社団法人日本エシカル推進協議会・
ハーチ株式会社・港区・港区立産業振興センター・横浜市建築局
共創パートナー企業数
79社
来場者数
ビジネス来場者1,300名

CONTENTS#01

エシカルシティカンファレンス/
ワークショップ/カフェ

Glass Rockでは、「TOKYO ETHICAL CITY」に関連する7本のカンファレンス、資源循環や空間体験をテーマにしたワークショップを開催。おいしいコーヒーを片手に、参加者とともにウェルビーイングな都市の未来像を考える時間となりました。

各業界で活躍する幅広い世代・分野のトップランナーが登壇し、都市におけるコミュニティや場づくり、サーキュラーデザイン、イベントやエンターテインメントなど、多彩なテーマでトークセッションを展開。カンファレンス会場では活発な質疑応答が飛び交い、ワークショップでは参加者同士のディスカッションが深まり、未来に向けたアイデアや視点が共有される場となりました。

PICK UP

チヨダウーテ株式会社

チヨダウーテ株式会社

せっこうボードの製造・販売をコアビジネスとするチヨダウーテから平田氏が登壇。森ビル、船場、チヨダウーテ、トクヤマ・チヨダジプサムの4社による企業連携で進める、せっこうボードのサーキュラーエコノミー「ボードtoボード」実証実験と、その結果数値を紹介しました。今後は、より多くのパートナーとともに水平リサイクルを推進し、社会に貢献していきたいと語りました。
詳細はこちら

  • 株式会社ごみの学校

    株式会社ごみの学校

    社会の多様な役割を疑似体験しながら、資源循環や廃棄物削減を学ぶカードゲーム「Circular Community」を実施。
    親しみやすいゲームに笑顔が広がる一方、参加者同士が自分なりの問いや答えを語り合う場面も。真剣な対話も生まれ、サーキュラーエコノミーへの理解が自然と深まる時間となりました。

  • ZEN大学(日本財団ドワンゴ学園)

    ZEN大学(日本財団ドワンゴ学園)

    2025年4月に開学した日本発の本格的なオンライン大学「ZEN大学」の学生を対象に、船場との企業連携プログラム「エシカルアイデアラボ」を実施。「Circular Community」のワークショップ後に、展示会場を巡りました。イベント全体を通じて、エシカルデザインについて考え、未来のビジネスモデルに繋がるヒントを探る機会となりました。

  • 株式会社ロフトワーク Why Juice?

    株式会社ロフトワーク

    顧客とともに未来を描き、関係性を深化させる「次世代型ショールーム」のあり方を考えるワークショップを開催。
    「共創」や「ウェルビーイング」をキーワードに、カードやワークシートを使って多角的な視点からアイデアをディスカッションし、新たな共創プロジェクトの芽がいくつも生まれました。

  • 株式会社OSTI Japan

    株式会社OSTI Japan

    カンファレンス会場にて、アフリカの豊かな自然と共生する自社農園で栽培したホットコーヒーとマカダミアナッツをご提供。フェアな労働環境や認証取得など、背景にあるストーリーに共感する声も多く、美味しいコーヒーとともに、持続可能でエシカルな未来を考えるひとときとなりました。

CONTENTS#02

オープニングレセプション/
ネットワーキング

夜のGlass Rockでは、スペシャルゲストを迎えたオープニングレセプションや、参加者・共創パートナー同士のネットワーキングを開催。偶発的な交流が生まれ、時間を忘れて語り合う姿があちこちで見られました。

初日夜のオープニングレセプションでは、主催者が描くエシカルデザインの未来像をプレゼンテーションが行われました。さらに、展示出展者でもある俳優・小澤征悦氏やイベントディレクター・坂口真生氏を交え、「エシカルとビジネス」「身近なエシカルアクション」をテーマにトークセッションを実施。参加者や共創パートナーが集うネットワーキングでは、活発な交流が広がる中で、「ETHICAL DESIGN WEEK」のコミュニティが着実に育っていることを感じられる場となりました。

  • ネスレ日本株式会社

    L for You

    オープニングレセプションとネットワーキングでは、野菜の皮まで活用したオーガニック食材や、温室効果ガス排出量を抑えたオーガニックソイミートなど、人にも地球にもやさしい料理が並びました。彩り豊かでおいしいメニューを、フードロスなく楽しむひとときとなりました。

CONTENTS#03

エシカルデザイン展示/
フラワージャーニー

森タワーのアトリウムでは、さまざまな業界で活躍する企業による、エシカルな製品やサービスの展示を実施。「GOOD QUESTION」から生まれた「EACH ANSWER」が一堂に会し、参加者との活発な対話が生まれました。

エシカルな素材から、プロダクト・サービス・アパレルまで、30社の多様な共創パートナーによる個性豊かな取り組みを紹介。オフィスワーカーが行き交うアトリウム空間で、エシカルデザインやウェルビーイングのヒントとなる様々な展示をご覧いただきました。会場を一周した最後には、ワークショップ形式でも参加できる「フラワージャーニー」をお楽しみいただき、美しいバラが会場を彩りました。

PICK UP

共創パートナーによる展示を
一部ご紹介します。

  • 株式会社ECCOMIT

    株式会社ECCOMIT

    株式会社ECCOMIT

    株式会社ECCOMIT

    ECOMMITは「捨てない社会をかなえる」ために、ものが循環するインフラを構築する循環商社です。ECOMMITが運営する資源循環サービス「PASSTO」は、生活者の身近な場所で資源循環の入口となり、使わなくなった不要品を「回収」し、最適な使い道の「選別」、再活躍させる「リユース・リサイクル」により循環型社会の実現を目指しています。オフィスや公共・商業施設などに設置されているPASSTOのボックスを会場にも設置し、ソリューションや事例を紹介しました。

  • 株式会社ゲットイット

    株式会社
    ゲットイット

    株式会社ECCOMIT

    株式会社ゲットイット

    社会インフラを支えるサーバーやネットワーク機器を、廃棄からリユースへ転換する循環型ITソリューション「Sustainable Computing®」を紹介。パネルや実機を用いて分かりやすく展示しました。「他社がやらない!やれない!!ITハードウェアの『困った』を解決する」をモットーに、お客様が抱えるハードウェアに関する様々な課題を解決するサービスを提供しています。

  • コクヨ株式会社

    コクヨ株式会社

    コクヨ株式会社

    コクヨ株式会社

    「地球と共生するための循環とは?」をテーマに、「つくる」「つかう」「リサイクル」の循環に沿った独自の取り組みを視覚的にわかりやすく展示。未利用材であるヨシ材を活用した建材、メラミン樹脂再生材の実証実験、使用済割り箸のリサイクルなどを紹介しました。さらに、使用済割り箸の回収や、廃棄予定のアクリルを加工したCampusキーホルダーを来場者にプレゼントしました。

  • 株式会社三井住友銀行

    株式会社
    三井住友銀行

    株式会社三井住友銀行

    株式会社三井住友銀行

    神奈川県伊勢原市の森林「SMBCの森」における生物多様性の保全・回復を目的とした環境教育プログラムや、本部ビルに設置しているアクアポニックスを通じた都市型の地産地消・食育の取り組みを紹介。模型を用いて、分かりやすく展示しました。三井住友フィナンシャルグループの中核企業として、次世代人材育成、資源再生、地域共創を推進し、社会課題の解決を目指しています。

  • 緑川化成工業株式会社

    緑川化成工業
    株式会社

    緑川化成工業株式会社

    緑川化成工業株式会社

    プラスチック資源循環の取り組みを、「アクリルのクローズドリサイクル」「内装工事用養生材(青ベニヤ)の循環使用」「使用済クリアファイルのホイッスルへの再生」の3つの軸で紹介。カエルのキャラクターを用いた親しみやすい展示を行い、販売開始から20年となる再生アクリル「リアライト®」を中心とした商材もご案内しました。

  • 株式会社4 Nature

    モリリン株式会社

    廃棄衣料品から作られる繊維リサイクルボード「PANECO®」を、展示什器の天板に採用。木材に近い強度と加工性を持ち、使用後は新たなボードとして再生可能で、家具や内装、ディスプレイ什器などに利用されます。エシカルな素材を用いて、展示会場全体をデザインしました。

  • 株式会社4 Nature

    ROSE GALLERY/一般社団法人フラワーライフ振興協議会・スマイルフラワープロジェクト

    フラワーロスの削減や花農家の支援につながる、規格外のショートローズを用いたノベルティをプレゼントしました。ご自宅やオフィスなどお好みの場所で花の彩りを楽しんでいただくことを通して、小さな一輪のバラが、資源を大切にする意識や花の持つ力を改めて感じさせるきっかけとなりました。

CONTENTS#04

CITY RESOURCE HUB/RESOURCE BOX/
MOKU²(モクモク)/Ping-pong Block Project

虎ノ門ヒルズの中心に位置するオーバル広場には、イベントや街の資源循環ハブが設置され、さらに木材や端材を活用したプロダクトが並びました。誰もが気軽に参加・体験できるコンテンツを通して、楽しみながらエシカルデザインに触れるきっかけとなりました。

ステーションタワーに設置したリヤカー「RESOURCE BOX」と連動し、資源の回収・分別・分析を行う循環拠点「CITY RESOURCE HUB」が登場。資源循環への理解を深め、参加者の意識変容を促しました。さらに、木工職人の手仕事と3Dデジタル加工技術を掛け合わせたストリートファニチャー「MOKU²」、卓球ラケットの制作過程で生まれる余材を活かした卓球台「Ping-pong Block Project」も並び、広場は活気と創造性にあふれる空間となりました。

  • 学校法人角川ドワンゴ学園

    株式会社ごみの学校/
    レコテック株式会社

    イベントや街で発生した不要物を回収し、ごみの学校の監修のもと「燃やすしかないごみ」「きれいな紙」など9種類に分別。「生ごみ」はミズアブコンポストで飼料化しました。
    これらをレコテックの廃棄物計量管理システム「pool」で分析し、資源循環率を可視化。多くの参加者が資源を持ち込み、循環の輪に加わりました。

  • ハラグチヨシフサ氏

    株式会社アーティストリー/
    株式会社装備

    船場のクリエイティブ、グループ会社・装備の職人技術、
    アーティストリーの3D木工加工技術を掛け合わせたプロダクトを展示し、都市空間における木材表現の可能性を拡げることに挑戦。個性的な形状とデザインが目を引き、存在感のある大きなストリートファニチャーに、多くの人が興味深々でした。

  • 株式会社ロフトワーク

    新渡戸文化学園/バタフライ

    新渡戸文化学園の中学生と博展、卓球ブランド・バタフライによる産学連携プロジェクトを展示。ラケット製造過程で生まれる余材を活用した、パズルのような卓球台を通じて、遊びや学び、人と人のつながりといった新たな価値を提案しました。3日間で約300人が参加し、素材の新しい可能性を体験する場となりました。

CONTENTS#05

City Green Fes./Trash Party

虎ノ門の生活者も気軽に楽しめるヨガやマルシェなども、オーバル広場で展開。都市の中心に広がる開放的な空間で、街を活かした多彩なアクティビティが次々と繰り広げられ、にぎわいと笑顔があふれる場となりました。

「City Green Fes.」では、秋空の下でヨガ教室や、オーガニックや無添加の多彩なショップが並ぶマルシェを実施。訪れた人々がエシカルなライフスタイルを楽しく体験できる場となりました。最終日の夜には、ゴミを捨てる動作から生まれる音を使ったライブパフォーマンス「Trash Party」が3日間のイベントを締めくくり、広場全体が心地よい熱気に包まれました。

  • 学校法人角川ドワンゴ学園

    一般社団法人City Green

    「都市に緑を」をテーマにエシカル文化を育む、Z世代のプロデュースによるフェスを実施。心地よく自分と向き合うヨガ教室や、オーガニック商品を取り扱うマルシェを通して、人と街をつなぐ新しい循環を生み出し、エシカルなライフスタイルを体感できる特別な場をお届けしました。

event tool

  • タブロイド型パンフレット

    タブロイド風リーフレット

    3日間のプログラムを、タブロイド風のリーフレットで発信。立体イラストのMAPを用いて、盛りだくさんのコンテンツを紹介しました。

  • QUESTION/ANSWERスタンプ

    QUESTION/ANSWERスタンプ

    「問い」や「答え」について考えるスタンプラリーを実施。それぞれのコンテンツを楽しみながら、会場を回遊してもらう工夫をしました。

event
circular design

ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO 2025では、省資源設計・素材選定にもこだわり、
イベントにおける資源循環率の可視化や、生態系に配慮した取り組みなども実施しました。

資源循環型のイベント設計
「サーキュラー・インフロー率」86%、「サーキュラー・アウトフロー率」96%、「マテリアル・サーキュラリティ率」91%

イベントで多様されるアルミ製のシステム部材に、木製の構造体を接続できる仕組みを開発・実装。廃棄衣料品から生まれたリサイクルボードを組み合わせて、会場をデザインしました。また、本イベントに必要となり投入される資源(インフロー)と、イベント運営を通じて排出される資源(アウトフロー)に関連する様々なデータを可視化し、イベント全体の資源循環性を評価・分析するサーキュラリティ評価を実施。最終的な算定では、「サーキュラーインフロー率」が86%、「サーキュラーアウトフロー率」が96%、「マテリアルサーキュラリティ率」が91%となりました。

floor map

たくさんの企業様に
出展いただきました。

floor map
floor map
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media

様々なメディアにも
取材いただきました。

  • 日本テレビ「DayDay」
    (2025年10月23日放送)
  • J-WAVE 81.3 FM「DIG UP!」
    (2025年10月16日放送)
  • J-WAVE 81.3 FM「STEP ONE」
    (2025年10月23日放送)
  • 繊研新聞
    (2025年9月30日/10月23日/10月27日付)
  • 建設通信新聞
    (2025年10月23日/10月29日付)
  • WWD JAPAN
    (2025年11月17日付)
  • Webメディア
    「Circular Economy.TOKYO」
  • Webメディア
    「Dowell by Doing Good」
  • note
    「Glass Rock ~Social Action Community~」

SPONSORS & PARTNERS

主催

主催

協賛

協賛 協賛

後援

後援 後援

共創パートナー

共創パートナー 共創パートナー

What’s Ethical Design?

私たちの考えるエシカルデザインとは、人の暮らしはもちろん、その先にある地域社会や自然環境にまで配慮し、資源循環を前提としたデザインです。企画や設計の段階から、空間を使い終えた後のことや次のリニューアルを想定し、「つかう資源」と「すてる資源」を循環させ、サーキュラーエコノミーの実現を目指しています。分断されていたサプライチェーン上のパートナーと連携することで、資源循環を前提とした空間づくりを実現し、未来にやさしい空間を共創する取り組みです。

詳しくはこちら

CIRCULAR DESIGN ROOM

「2030年までに、すべての体験や空間を資源循環型でつくる」ことを目標に、サーキュラーデザインを追求する、各職種のメンバーを集めた専門チーム。イベントにおける環境負荷低減のみならず、高いクリエイティビティや体験価値との両立を目指しています。資源循環を前提としたデザイン・工法の開発や、素材の開拓・開発、イベントにおける資源循環率の可視化の取り組みなど、再現性のある仕組みを構築します。

ethical design map

ETHICAL DESIGN MAP

エシカルデザインが目指すものは何か?
私たちは空間創造事業を通じて、どのように「サーキュラーエコノミー」 や「生物多様性」、「ダイバーシティ/インクルージョン」に貢献できるのかを模索しています。サプライチェーン上の様々な産業では、個々に課題を抱えながらも、先端テクノロジーやサービスを取り入れ、新たな挑戦を始めています。これらの活動をつなぎ合わせ、未来にやさしい空間をつくっていくことが私たちのエシカルデザインです。 この未完成な相関図は、エシカルデザインの可能性を広げるためのMAPです。是非、ここにあなたのアイデアを書き加えてください。

ethical design map

ARCHIVE

ETHICAL DESIGN WEEKは、エシカルデザインの考え方や取り組みを発信するイベントです。業界の枠を超えた多くのパートナーとの取り組みを共有し、持続可能な循環の仕組みづくりに向けて、エシカルデザインの在り方を考え続けるために開催しています。

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