CARTA HOLDINGS 虎ノ門
オフィス
港区、東京 2024
提供サービス
- ワークショップ
- コンセプト設計
- カルチャー醸成設計
- ワークスタイルの定義
- 内装デザイン
- 家具・造作計画
- グラフィックデザイン
- アップサイクル・
リユース計画 - オリジナルマテリアル制作
- 制作・施工
- 施設調整
- ゼロウエイスト施工
”The Evolution Factory”を
機能面、デザイン面から
実現するオフィス
文化の異なる2つの企業を統合し、新たなスタートを切ったCARTA HOLDINGS。「CARTAの真の融合」「ミッションの浸透」「ニューワークスタイルの実現」を目的に、本社オフィスの統合・移転を実施しました。SEMBAは、プロジェクトの基本構成からデザイン、設計、現場でのプランから、施工まで広範囲にわたる業務を担当。企業ミッションである「The Evolution Factory」を視覚的に表現するとともに、社員の創意によって、進化を重ねる余地を残したオフィスを創出しました。
POINT
素材・形状に意味と
理由を持たせ
企業理念と深く
結びついた空間を創出
エントランスでは、壁を構成する建材(骨組みや下地、仕上げ)を意匠的に見せることで「進化の過程」を象徴的に表現しています。仕上げ部分には、溶融亜鉛めっきリン酸処理が施した素材を使用。化学反応により表情が変化する特性を“進化の象徴”として捉え、経年による変化もデザインの一部として取り込みました。会議室の壁面は下地素材をそのまま仕上げとし、社員によるカスタマイズの余白を残すことで、進化の予兆を感じさせます。
「進化の過程」を表現
完成された未完
社員とともに進化する設計
進化し続けるオフィスを実現するため、あえて創り込まずに未完成の部分を残し、可変性を持たせたデザインとしました。窓際エリアは、壁を構成する上で最低限必要なLGS組みのみで仕切り、自由に空間を拡張できるようにデザイン。ボードを貼って視線を防ぐ、カーテンやガラスに変更してオープンなミーティングスペースにする、ホワイトボードや本棚をつけて交流の場とするなど、社員の要望に応じてオフィスを作り変えていくことができる設計としました。自ら空間をつくり変えられるオフィスは、社員の創意やチャレンジ精神を刺激し、日々の働き方をより主体的にするきっかけとなっています。
各所の壁面にスリットを設けた
偶発性を引き寄せる
セレンディピティが生まれる設計
企業文化の融合、社員間のコミュニケーションを促進するため、カフェ、コミュニケーションラウンジ、バー、多目的エリア、オープンミーティングエリアなど、様々な形態の交流の場を配置。それぞれのエリアを明確に分けるのではなく、多様な形態のスペースを散りばめることで、小さな交流が多く生まれ、新たな繋がりや共創が生まれるオフィスを実現しました。巨大本棚の中には、バーカウンターやライブステージを備え、社員の交流と創造性を育む場として機能しています。
自然な会話や交流が生まれるスペースを用意
社内バンドの活動も盛ん
IMPACT
企業のアイデンティティを体現し、
CARTAに共感する人材が
集うワークプレイス
来訪者が空間を通してCARTAのミッション「The Evolution Factory」を直感的に感じ取り、ブランドの独自性と方向性を自然に理解できるオフィスを実現しました。新たなアイデンティティを空間そのもので体現することで、企業理解や社員同士の一体感を育みながら、理念に共感する人材を惹きつける発信拠点へ。社員が誇りを持ち、自らの創意で未来を描く、その姿が次の仲間を呼び込む原動力となっています。
AFTERWORD
文化の融合と進化を
体現する新たな本社
異なる企業文化を持つ2社の融合、そしてリモートワークの定着という2つの転換点を背景に、出社の意義やリアルコミュニケーションの価値を改めて見つめ直した本プロジェクト。単に美しいオフィスをつくるのではなく、「社員がどう働き、どう関わるか」を基軸にオフィスの在り方を追求しました。固定的なデザインではなく、社員の創意によって常に進化し続ける仕組みが、CARTA HOLDINGSの文化と理念を体現。空間全体が、進化を続ける企業の姿を語りかけます。
制作したエントランスファニチャー
シナジー、進化を生み出す様子を表現
撮影:©Nacása & Partners Inc.