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2024.03.22

「Circularity DECK」体験ワークショップに当社社員が登壇しました

2024年2月27日(水)に行われた、ウェブメディア「IDEAS FOR GOOD」と、株式会社メンバーズによるイベント「サーキュラーデザインのジレンマをどう乗り越える?『Circularity DECK』体験ワークショップ」にて、当社 Ethical Design Lab .  所長である福島正和がインスピレーショントークを担当し、体験ワークショップに参加しました。当日の様子を少しご紹介します。

■Circularity Deck(サーキュラリティデッキ)とは

「Circularity DECK」は、サーキュラーエコノミーの原則を理解し、企業内での共通理解や言語化、サーキュラーエコノミーに向けた新しいアイデアや取り組むべきアクションを特定するフレームワークをカードデッキにしたものです。

それぞれのカードにはサーキュラーエコノミーの原則をもとにした5つの資源戦略と3つの階層をかけあわせたアイデアや視点、事例が書かれており、資源調達から製造、利用、回収、再資源化まで一貫した循環型ビジネスモデルとシステムの創出をサポートする作りになっています。

■インスピレーショントーク

ワークショップの前に、当社福島よりインスピレーショントークを行わせていただき、エシカルデザインの取り組みについてお話ししました。

空間づくりにおける「すてる資源」と「つかう資源」を循環させる「Circular Renovation」の考え方や、できるだけ廃棄物を出さないゼロウエイストな施工、未来にやさしいマテリアルを研究する「エシカルマテリアル」活動などについて、当社の事例を交えながらご紹介しました。

>当社のエシカルデザインの取り組みの詳細についてはこちら

■ワークショップの様子

今回のワークショップでは、身近な「歯ブラシ」を題材に、よりサーキュラーな歯ブラシのあり方を考えました。

循環型のビジネスモデルの具体化は一筋縄ではいかず、例えば、物を循環させる仕組みを作ることで、運送が発生しCO2排出量が増えてしまうなど、ジレンマが生まれることが多くあります。ワークショップではアイディアごとに、そうした相反する要素や問題点(コンフリクト)を解消する方法や、逆に相乗効果(シナジー)が生まれる要素の掛け合わせ方を検討し、様々な歯ブラシの循環型ビジネスモデルをグループごとに考えました。

当社では、空間づくりにおいて当たり前とされるワークフローや手法に対して「なぜ」「そもそも」「もしも」と、まず問いかけてみることを大切に、エシカルデザインの取り組みを推進しています。本ワークショップでも、社会やその仕組みに対する疑問「GOOD QUESTION」が多く生まれ、素朴な疑問に事業へのヒントがあることを再確認すると同時に、循環型社会の共創に向けたアイディアの幅を増やす機会となりました。

本ワークショップは、創造的なアイデアやコミュニケーション、ビジネスモデルの創出を通じて気候危機に立ち向かう「Climate Creative」によって企画・運営されています。詳細はこちらをご覧ください。

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