New 2026.03.11

Press Release

株式会社船場 PR部

船場、麻布台ヒルズや虎ノ門ヒルズ等における石膏ボードの水平循環量・CO₂削減量を定量化

株式会社船場(本社:東京都港区、代表取締役社長:小田切潤)は、森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社長 辻󠄀慎吾)、チヨダウーテ株式会社(本社:三重県四日市市、代表取締役社長:平田芳久)および、株式会社トクヤマ・チヨダジプサム(本社:三重県三重郡川越町、代表取締役社長:加藤弘義)と、資源循環型都市の実現に向けて2024年1月1日から1年間、建築物の壁や天井の内装材などに使用される石膏ボードの水平リサイクルプロジェクト“ボードtoボード”の共同実証実験を実施しました。その結果、森ビル開発施設における石膏ボードの循環量・CO₂削減量を定量化しました。新装・解体工事現場での丁寧な分別により、603.5㎥の廃石膏ボードを回収し再資源化。その原料から新たに11,050枚*3の石膏ボードの製造に成功しました。

※1.麻布台ヒルズ森JPタワーおよび虎ノ門ヒルズ ステーションタワーのオフィステナント入居工事における施工枚数
※2.麻布台ヒルズ森JPタワー、ガーデンプラザおよび、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー、虎ノ門ヒルズ 江戸見坂テラスから排出された廃石膏ボード排出量
※3.数値は理論上の推定値

■共同実証実験の実施背景

解体系・新築系廃石膏ボードのリサイクル率はわずか30%*4、原料の多くは輸入に依存
内装工事に欠かせない石膏ボードの日本全国における廃棄量は、2047年には300万トンを超えると推定される一方、リサイクル率が低く、管理型最終処分場の逼迫が懸念されています*5。また、国内で副産される石膏原料は減少しており、現在では年間約200万トン以上もの天然石膏を海外からの輸入に依存しています。この点について、安定供給に対する懸念および天然資源の保全の観点からも課題となっており、天然石膏に依存しない、廃石膏ボードの再利用化が求められています。

※4.出典:再生石膏粉の有効利用ガイドライン(第一版)|報告書|研究発表情報|資源循環領域|国立研究開発法人国立環境研究所 
※5.出典:石膏ボードハンドブック 環境編 |一般社団法人 石膏ボード工業会(平成28年版)

■実証実験結果

森ビルの開発施設で発生する廃石膏ボードを、トクヤマ・チヨダジプサムの世界初の技術により100%再生利用して、新たな石膏ボード(サーキュラーせっこうボード)を製造し、再び森ビルの開発施設で再利用する一連の取り組みを推進しました。
船場は、森ビルが管理運営する施設におけるサーキュラー石膏ボードの調達、水平リサイクル・資源循環を前提とした新築施工および解体撤去の現場施工・管理、リサイクル実現に向けた現場でのマテリアル分別を実施しました。

プロジェクト名:廃石膏ボードの水平リサイクル共同実証実験
検証期間:2024年1月1日~2024年12月31日
対象施設:4施設(麻布台ヒルズ森JPタワー、麻布台ヒルズガーデンプラザ、虎ノ門ヒルズステーションタワーおよび虎ノ門ヒルズ 江戸見坂テラス)
実施内容:新装・解体工事で発生する廃石膏ボードを、世界初の技術により100%再資源化することにより、新たな石膏ボード(チヨダサーキュラーせっこうボード)を製造し、再び森ビルの関連施設で再利用する一連の取り組み。

各社の役割など実証実験の詳細については以下のプレスリリースをご参照ください。
>プレスリリース:https://www.semba1008.co.jp/ja/release/news/press-20240408

■結果サマリー

廃石膏ボード603.5㎥を回収し、11,050枚*3の石膏ボードへ再生
対象施設の新装・解体工事現場での丁寧な分別により、603.5㎥の廃石膏ボードを回収。廃石膏ボードから155.5トン*3を石膏ボードの原料へと再資源化し、11,050枚*3の「チヨダサーキュラーせっこうボード」を製造することに成功しました。また、そのうち8,680枚を森ビルが管理運営する施設に導入しました。

製造*6におけるCO₂排出量の比較結果(一般的な石膏ボードと水平リサイクルによる再生石膏ボードの比較評価)
石膏ボードの原料の天然石膏は海外からの輸入に依存しているため、輸送時の環境負荷が大きいことが課題として挙げられます。国内で水平リサイクルを行うことにより、輸送距離を大幅に短縮し、CO2排出量を削減することができました。また「チヨダサーキュラーせっこうボード」は、製造時のカーボンニュートラルを実現しているため、本実証実験においては、一般的な石膏ボードを使用した場合と比べ、原料調達・輸送・製造時のCO2排出量を67.6%削減することに成功しました。(図表参照)

※6.資材製造段階の3段階(原材料調達、原材料輸送、製品製造)を含む

(図表)

※7.J-CAT(Japan Carbon Assessment Tool for Building Lifecycle)2025.8正式版(V2.2) によるボード原単位を用いて算出
※8.チヨダサーキュラーせっこうボード 第三者機関より認証されたエコリーフのEPD(Environmental Product Declaration) 登録原単位を用いて算出
※9.CO₂削減量 = J-CAT CO₂排出量 ー チヨダサーキュラーせっこうボードCO₂排出量
※10.スギの木(樹齢80年) 1 本が 1 年間に吸収するCO₂二酸化炭素量=14㎏-CO₂

資源循環に関する船場の取り組みについては以下のプレスリリースもご参照ください。
船場、建設廃棄物の分別を徹底し、内装工事における1次リサイクル率平均94%を達成
船場とチヨダウーテが業務提携を開始内装施工における石膏ボードの循環スキームを構築し環境負荷低減を推進

※本プレスリリースに掲載されている内容は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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