Press Release

株式会社船場 PR部

船場、つながりを強化し、進化を生み出すCARTA HOLDINGSの2拠点を統合する新オフィスを創造

株式会社船場(本社:東京都港区、代表取締役社長:八嶋大輔、以下、船場)は、株式会社CARTA HOLDINGS(本社:東京都港区、代表取締役会長兼CEO:宇佐美進典、代表取締役社長兼COO:新澤明男、以下、CARTA HD)の新オフィスの企画・設計・施工を担当し、ミッションである「The Evolution Factory」を機能面、デザイン面から実現するオフィスを創り上げました。2022年にグループを再編し新たに始動したCARTA HDの企業文化の融合、社員同士のコミュニケーション活性化を促す仕掛けを多く施し、あえて未完成の部分を残した可変的なデザインにすることで、常に企業と共に進化し続ける『完成された未完の』オフィスを実現しました。

1.オフィス移転の背景
CARTA HDは、2022年1月に基幹グループ会社の株式会社サイバー・コミュニケーションズと株式会社VOYAGE GROUPを統合して新たに始動。多様な価値観を持つ社員が集い、さらなる進化を生み出すため、渋谷と東銀座の2拠点に分散していた東京のオフィスを統合し、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーへ移転することとなりました。

船場は、CARTA HDのミッション「The Evolution Factory」を体現する「進化推進空間」を創造。オフィスコンセプトでも、漸進的な進化を意味する「Evolution」を軸に据え、進化のきっかけを創る場でありながら、オフィスそのものも柔軟に進化させられる空間を創り上げました。

>CARTA HD オフィス移転に関するプレスリリースはこちら

2.進化する可変性のあるデザイン
エントランスでは、壁を構成する骨組み、下地、仕上げを意匠的に見せることで進化の過程を表現。CARTA HDのミッションを発信する象徴的なエントランスを創り上げました。また、会議室などの壁面では、装飾を一切施さず、壁の下地となる機能素材をそのまま仕上げとして使用することで、進化の予兆を感じさせるデザインとしました。

進化の過程を表現したエントランス
素材そのものを魅せる会議室壁面
自由に構成できるバルコニーエリア

機能面でも作り込まずに可変性を持たせ、進化する余地を残すことを徹底。開放的な窓際のバルコニーエリアは、壁を構成する上で最低限必要なLGS組みのみで仕切り、自由に空間を拡張できるようにデザインしました。ボードを貼って視線を防ぐ、カーテンやガラスに変更してオープンなミーティングスペースにする、ホワイトボードや本棚をつけて交流の場とするなど、社員の要望に応じて、小さな負荷で用途を変更できるようにしています。

3.コミュニケーションを生む仕掛け

コミュニケーションラウンジ

企業文化の融合、社員間のコミュニケーションを促進するため、カフェ、コミュニケーションラウンジ、バー、多目的エリア、オープンミーティングエリアなど、様々な形態の交流の場を設けました。

渋谷オフィスで社員の憩いの場となっていた「AJITO」を、ライブラリーと融合させ、新オフィスにも設置。巨大な本棚の中に、バーカウンターや小規模なライブステージを備えた、CARTA HD企業文化を象徴する創造的な活動拠点です。

外側から見たAJITO
AJITO内にはバーやステージを設置
スリットを設けた壁面

また、各所の壁面にはスリットを設け、タッチダウンカウンターや、掲示板、本やワークツールを置く棚など、必要なものを好きな場所に設置できる造りとしました。通路や僅かなスペースを活用して、気軽に交流や発信を行うことができます。

それぞれのエリアを明確に分けるのではなく、多様な形態のスペースを散りばめることで、小さな交流が多く生まれ、新たな繋がりや共創が生まれるオフィスを実現しました。

4.素材を融合したオリジナルマテリアルを制作
船場は、本来の機能を失った建材を分解・再構築することで別の魅力を引き出し、空間に刻まれた記憶や、その場所がまとっていた空気感を、新たな素材として継承し続けることを目指し、オリジナルマテリアル制作活動「Link」を行っています。

>「Link」についての詳細はこちら

CARTA HD新オフィスでは、渋谷オフィス、東銀座オフィスで使用されていた家具を砕いて、新たな素材を制作。2拠点のそれぞれの素材を融合して一つにすることで、新たなシナジー、進化を生み出すCARTA HDの挑戦を表現しました。制作したマテリアルはカフェのカウンターとして使用予定です。

制作したマテリアル
Link実装予定のカフェカウンター

5.BIMを有効活用した設計

新オフィスの設計には、BIM*(Building Information Modeling)を有効活用しました。社員の意見を取り入れたオフィスにしたいというCARTA HDの意向に応えるため、BIMによるビジュアライゼーションにより、3Dでオフィスイメージを随時共有。直感的に把握できる完成イメージを共有しながら、共にオフィスを創り上げることができました。

*BIM:コンピュータ上に作成した主に3次元の形状情報に加え、面積、材料・部材の仕様・性能、仕上げなど、建築物の属性情報を併せ持つ建物情報モデルを構築するシステム。

船場は今後も、企業の理念を表現し、社員の働きを活性化するオフィスづくりに力を入れ、自然と足を運びたくなる働く場を実現します。

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