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2023.09.15

当社オフィスで「オランダ・サーキュラーエコノミー研修報告会」を実施しました

2023年8月22日(火)に、オランダでのサーキュラーエコノミー研修報告&振り返り会「サーキュラーに始まるチャレンジスピリッツ!」を、当社本社オフィスで実施しました。

サーキュラーエコノミー研究家 安居昭博氏により開催された本研修は、オランダが先駆けて推進するサーキュラーエコノミーを現地で学ぶ視察イベントです。研修に参加した、建築・空間デザイン・ブランディング・エネルギーを専門とする企業が集まり、それぞれの着眼点から研修を振り返り、これからの実践についてお話しました。

■エシカルツアーの実施

トークイベント開始前には、当社本社のオフィスツアーを実施し、参加者と登壇者の皆さまにエシカルデザインの取り組みをご紹介しました。まず、本社エントランスに設置しているプロダクトをご紹介。広葉樹の曲がり木をそのままの形で活かしたプロダクト「飛騨の森の忘れもの」や、工場端材を活用したワーキングデスク「connec」など、社会で価値化されていない「未活用資源」を活用した製品です。

>「飛騨の森の忘れもの」の詳細はこちら
>端材を活用したプロダクトの詳細はこちら

次に、社内で廃棄予定となっていたマテリアルサンプルや袖机などの家具、現場で出た不用品をアップサイクルしたファニチャーをご紹介。2021年のオフィスリニューアルの際に、社内コンペを行い、社員のアイディアを社員の手で具現化したファニチャーです。

>当社オフィスリニューアルやアップサイクルファニチャーの詳細はこちら

最後に、当社独自の選定基準と視点で集めた「エシカルマテリアル」をご紹介しました。当社は、約100社の建材・原材料メーカーから情報を収集し、①地球環境、②資源循環、③人・社会、④意匠・経済の4つの視点で、エシカルな素材を体系化しています。環境・社会・人へ配慮した素材の業界への流通拡大を図ると共に、様々な産業から発生する廃棄物をアップサイクルした素材の用途開発に取り組んでいます。

>エシカルマテリアルの詳細はこちら

■トークセミナー

トークセミナーでは、研修を主催した安居昭博氏(Circular Initiatives & Partners)、様々な企業のブランド戦略の構築を支援している但馬武氏(fascinate株式会社)、建築と不動産を軸とする川畠康文氏(株式会社Katasudde)、再エネ導入の専門家であるの南原順氏(コミュニティエナジー株式会社)、当社エシカルデザイン本部長 神戸暁が登壇。

Circular Initiatives & Partnersは、サーキュラーエコノミー型ビジネスモデルの構築をサポートしており、サーキュラーエコノミーが行政・大企業・スタートアップの官民一体で主導され注目を集めているアムステルダムで視察イベントを実施しています。
>Circular Initiatives & Partnersについてはこちら

トークセミナーでは、2023年7月に開催された研修の参加者が集結し、現地で学んだ気づきについてそれぞれの観点からディスカッションを行いました。当社神戸からは「アムステルダムに学ぶパブリックの在り方」「自然と都市と人のWell-Beingな関係」というテーマでお話をしました。

研修後に再び集まり、異なる業界からの参加者同士で意見や取り組みを共有することで、得た学びをさらに深める機会となりました。当社は今後も、業界を超えた多種多様な分野の専門家と共創し、エシカルデザインによる社会課題の解決を目指していきます。

>当社のエシカルデザインの取り組みについてはこちらをご覧ください。

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