Press Release

株式会社船場 PR部

船場、伝統工芸品を用いたダイナミックな空間演出で、福岡空港を「宝の街 福岡」の魅力を伝える場に

3/28(金)国際線グランドオープン!

未来にやさしい空間づくりを行う株式会社船場(本社:東京都港区、社長:小田切 潤)は、「街の観光名所の一つとなるような驚きと感動のある空港」をコンセプトに、「福岡空港国際線ターミナルビル等増改築工事」の内装デザイン・設計、制作・施工を担当しました。大川組子、小石原焼、博多人形、博多織、八女提灯など、福岡の伝統工芸品をふんだんに活用し、日本・福岡の魅力あふれる文化や四季を世界に発信する場を創造。大幅に増築された国際線ターミナルビルの大空間を活かしたダイナミックなデザインで、世界各地から訪れる多くの人の記憶に残る空港を創り上げました。

1.福岡空港を快適さと楽しさを追求した空間へリニューアル

1999年より供用を開始した福岡空港国際線ターミナルビルでは、2018年度には旅客数が691万人(1999年比287%)となり、出到着機能や店舗サービスなどの不足、施設の狭隘化が課題となっていました。そこで、福岡国際空港株式会社は『3F:Free「楽に」・Fast「早く」・Fun「楽しく」の改善』を掲げ、2022年5月より増改築工事に着手しました。

船場は「街の観光名所の一つとなるような驚きと感動のある空港」をコンセプトに、内装デザインを提案。コンペを獲得し、リニューアルメンバーに参画しました。福岡国際空港と共に、福岡・九州・西日本の空の玄関口を、日本の魅力を世界に発信し、訪れた人の記憶に残る場へと変貌させました。

2. 福岡の代表的な光景をモチーフに、賑やかで印象的な空間を創出

約4倍の広さとなった免税店エリアは「中州の街並み・屋台・祭りの山車」という福岡を象徴する3つの要素を取り入れ、福岡の光景を連想させる空間へと一新。巡った観光名所のひとつとして数えられる場となることを目指し、日本の雰囲気や文化を楽しむことができる空間を創り上げました 。

福岡の屋台エリアをイメージしたフードホール        

エリア中央には、祭りの山車をイメージしたやぐらを設置。八女の伝統工芸品である提灯の特大サイズを吊り下げたほか、福岡の地名を入れた酒樽、飛行機を織り込んだ博多織風の展示、和紙の行灯など、賑やかで福岡らしい演出を施しました。

3.日本伝統工芸の魅力を世界に発信する場を創造

伝統工芸品の中には、伝統を継承しながらも、斬新で現代的なデザインへと発展を続けているものも多くあり、その唯一無二で精密な技芸は、海外でも高く評価されています。

船場は、日本に到着して初めて目にする場所や、旅立つ前に最後に滞在する場所となる国際空港で、多くの人に伝統工芸を存分に魅せ、楽しませることで、文化の存続・発展に貢献することに挑戦しました。各工房へ何度も足を運びデザインディレクションを行い、工芸品をそのまま用いるのではなく、空港らしさや遊び心を加え、空間に落とし込みました。

航空会社ラウンジ「ラウンジ福岡」では、新進気鋭の博多人形師・中村弘峰氏の作品「黄金時代 龍の舞」のお出迎えから始まり、大川組子、博多織、小石原焼など随所に散りばめられた福岡の伝統工芸品を楽しむことができます。博多織の壁面ディスプレイは、4パターン用意し、季節に合わせて張り替えられる仕様としました。

滑走路が一望できるラウンジ
小さな坪庭を想起させる演出
大川組子の壁面ディスプレイ
滑走路が一望できるラウンジ
小さな坪庭を想起させる演出
大川組子の壁面ディスプレイ
旅の前に一息付ける上質空間
博多織の伝統的な献上柄
組子と博多織を組み合わせたディスプレイ
旅の前に一息付ける上質空間
博多織の伝統的な献上柄
組子と博多織を組み合わせたディスプレイ

撮影:© Nacása & Partners Inc. FUTA Moriishi/フォトオフィス オーバーホール 大塚紘雄

4.インパクトのあるデザインと機能性が調和した快適な空間を実現

スムーズな利用を促す交通機能と、視覚的な美しさを掛け合わせた内装デザインを行うことで、様々な機能が混在する場でも、迷うことなく利用できる空港空間を創り上げました。

撮影:© Nacása & Partners Inc. FUTA Moriishi

日本に到着して初めて目にする「到着ロビー・アクセスホール」には、福岡県産材である八女市星野村の木材をダイナミックに活用したウェルカムゲートを制作。到着ロビーからその奥にある案内サービスが集約されたエリアまで天井造作を長く続かせることで、人々を視覚的に誘導する仕掛けを施しました。地元木材を魅せるインパクトのあるデザインで、2次交通へのスムーズな乗り換えを実現し、機能性と装飾性が相互に補完し合う空間を創造しました。

福岡空港は、『2048年に国際線年間旅客数1,600万人 』を掲げリニューアルを開始。これまで北側コンコース延伸、旅客搭乗橋増設、立体駐車場新設、有料ラウンジ・航空会社ラウンジリニューアル、アクセスホール新設などの施設拡張等を行い、2025年3月28日(金)に北側増築部(新保安検査場、新免税店、フードホール等)の供用開始によりグランドオープンを迎えました。

船場は、アクセスホール 、免税店エリア、フードホール、北側コンコース、有料ラウンジ、航空会社ラウンジの内装デザイン・設計、制作・施工を担当。東京駅や新大阪駅等の大規模ターミナルにおいて多数の実績を持つEAST事業本部 平田晶を中心に東京と九州のデザインチームが一体となって手掛けました。当社の手掛けた空間の詳細は、以下ページでもご覧いただけます。

「国際線北側コンコース」実績
「ラウンジTIMEインターナショナル」実績
「ラウンジ福岡」実績
「アクセスホール」実績

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